ブラックな働き方を経験したからこそ、資産形成の大切さに気づいた

ブラックからも得るものはあるよという話

お金にある程度の余裕があるからこそ、退職の決意もしやすくなる。これは本当にあるあるだと思っています。

このまま何もしなくても、という計算をしてみる

今の資産を一円も崩さずに、このまま15年間運用にさらしておいたらどうなるか。試しに計算してみたことがあります。

仮に1,500万円を年利6%で15年間運用した場合、単純計算で約3,595万円になります。何も足さず、何も崩さず、ただ置いておくだけでこの数字です。

これだけの金額がある程度見えているとなると、それなりに強気になれます。仮に転職して月収が20万円まで落ち込んだとしても、そこから月3万円くらいの積立を続けていければ、15年後には約4,456万円という試算になります(いずれも年利6%を前提にした試算で、将来の運用成果を保証するものではありません)。収入が下がっても、資産そのものはちゃんと育っていく未来が、なんとなく見えてくるんです。

「いつでも辞められる」が、頑張る理由になる

できるだけ心身ともに健康なうちに、可能な限り多くの資金を市場にさらしておく。私はこれを、将来への保険と同じくらいの安心材料だと思っています。少なくとも、掛け捨ての保険に入るよりはよほどいい、というのは自分の実感として確実に言えます。

正直な話、220時間の残業に耐えられたのも、ある意味では資産に少し余裕があったからかもしれません。逆説的なんですが、「いつでも辞められる」という状況こそが、その日その日を頑張るモチベーションになる。これは私が実際に経験して分かったことです。本当に無理だと思ったらスパッと切れる。その精神的な支柱があるからこそ、目の前の一日を踏ん張れるんだと思います。

だからこそ、早めに資産形成をして、次の身動きを取りやすい環境を整えておくことがすごく大事だと考えています。皮肉なことに、私はこの考え方を超絶ブラックな働き方の中で学びました。

お金は、辞めるためじゃなく、頑張るためにある

資産形成というと、「将来のため」「老後のため」という将来志向の話になりがちです。でも今回改めて感じたのは、資産は「今この瞬間を踏ん張るための支え」にもなる、ということでした。

いつでも降りられる椅子に座っているからこそ、今はまだ座っていようと思える。この感覚は、実際に資産を育ててみないと分からないものだと思っています。

何歳から資産形成を始めても遅くない、でも早いほど有利になる理由

残業220時間を経験して、辞める決意をした話