「若いうちに経験しろ」に反対|仕事を辞めたい時、資産形成が効いた話
資産形成を早めに始めるメリット
お金の余裕は、心の余裕に直結する。よく聞く話だと思います。私自身、これは本当だと思っています。
私の場合、貯金というより資産という形で、ある程度のまとまりを確保できていました。だからこそ、仕事を辞めるという決断もできましたし、逆に「今はまだ辞めなくても我慢できる」という選択も取れました。実はこの、辞める・辞めないのどちらを選べるかという話より、私が面白いと思っているのは別のところにあります。
我慢ゲージという考え方
心の限界には、総量が決まっていると私は思っています。仮に「我慢ゲージ」と呼びますが、これが溜まっている状態がいわゆるストレスで、あふれると人は暴発します。転職でも離婚でも、突然の爆発に見える出来事の裏には、たいていこのゲージが静かに溜まり続けていた期間があるはずです。
では、このゲージを下げる方法は何か。私の答えは、余裕があることです。その余裕は資産から生まれます。資産があることで心に余裕が生まれ、ゲージは100から80、80から60と下がっていく。資産というのは、①我慢することができる、②我慢しなくていい時にきっぱりその環境から抜け出せる、この2つの選択肢を同時に与えてくれるものだと思っています。だからこそ、若いうちから資産を形成しておくことには、単なる「将来のため」を超えた意味があると考えています。
「若いうちに経験しろ」論に、正直乗れない
世の中では、体が元気なうちに、若いうちにお金を使って色々な経験をしておくべきだ、という考え方が是とされています。ここに、私は少し異を唱えたいです。
体が元気なうちに色々な経験をすると言っても、そもそもお金がなければ経験できないことも多いはずです。もっと言えば、お金以上に時間と心の余裕がないと、経験そのものを楽しむことすら難しい。だとすれば、20代から30代前半のうちは歯を食いしばって資産を作り、心の余裕もあわせてビルドしてしまい、まとまったお金と時間を自由に使えるようになってから経験する。これでも、正直遅くはないと思っています。
ダイエットと同じ理屈
若いうちに「貯め癖」のようなものを作っておくのは、今後の人生でも効いてきます。ダイエットに似ています。あの時あれくらい頑張れたから、頑張り方が分かる。だから今回もこう頑張ろう、といつでも蓄財の道に戻れる。これは経験した人だけが持てる強みで、経験していない人には、そもそも見えない領域だと思っています。
だからこそ、若いうちは、だまされたと思って頑張ってみてほしい。そう伝えたいです。


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